偽物でも効果発揮?!プラシーボ効果とは

プラシーボ効果、プラセボ効果

現在、街中にはダイエット補助食品やサプリメントなど自分の理想に近づける、また、不足しているものを手軽に補えるなどの効果が謳われている商品が溢れています。

それらを摂取することで、実際に「これは効果がある!」と感じたことのある人も少なくないのではないでしょうか。でも、それはもしかしたら「思い込み」によるものかもしれません。

今回はそんな「思い込みの力」について考えてみたいと思います。

プラシーボ効果とは?

プラシーボ効果とは、薬の成分が入っていない偽薬(プラセボ)を薬だと言って患者に投与すると、薬の効果はないにも関わらず、患者の症状が改善する効果のことを言います。

言い換えれば、患者が薬の効果と医者の言葉を信じ込むことで、実際に病気が治るような作用が生じるということです。

皆さんの中には、痛みを感じた時に、痛み止めの薬を飲んだら楽になったという経験をしたことがある方も多いでしょう。

でも、もしかしたらそれは、薬の痛み止め効果のみで楽になったわけではないかもしれません。「痛み止めを飲んだのだから痛みがなくなるはずだ」という思い込みによって、痛みが軽くなることがあるからです。

この効果は薬に限りません。前述したダイエット補助食品やサプリメントなどにも当てはまります。また、ノンアルコールビールを「ビール」と言って人に飲ませたら、酔っ払ってしまった、などの例もあります。

「思い込み」によって効果が出るのはなぜ?

では、なぜ「思い込み」によって効果を感じることができるのでしょうか。

例えば、薬の場合、「これを飲めばきっと症状が改善するだろう」という「期待」によって脳内で働くドーパミンという物質の放出量が増えるからと考えられています。

ドーパミンは、「喜びを得る」、「意欲を感じる」といった機能を担う神経伝達物質のひとつです。

ドーパミンが増えると、様々なプラスの連鎖が生まれます。例えば、どこか痛い場合には痛みが和らぐ、気持ちが落ちこんでいる場合には元気が出る…といった具合です。

また、ドーパミンの分泌量によって、その人の欲求の強さがわかるとも言われています。

プラシーボ効果とドーパミン

自分の抱えている症状を治したいという欲求が強ければ強いほどドーパミンの分泌量は増え、それに伴ってプラシーボ効果も強くなる傾向があるそうです。

プラシーボ効果だけに頼らない

それでは、「痩せたい」と思う気持ちが強い人ほど、サプリやダイエット食品の効果が強く出るのでしょうか?

これは残念ながら一概に「YES」とは言えないようです。確かに、効果を信じる気持ちが強ければ強いほど、プラシーボ効果によって痩せる可能性は高まります。

しかし、サプリやダイエット食品はあくまでも補助するものですので、気持ちの強さの度合いで、体重が減っていくとは考えにくいのです。

それでも、「気持ち」とプラシーボ効果が密接に関わっていることは確かです。

プラシーボ効果 「気持ち」も大事

ですので、「効果がある」と信じると同時に、ほかの努力も怠らないことが大切です。例えばダイエットであれば、こまめに体を動かす、食事の内容に気を配るなどです。

薬と違い、目に見える即効性はないかもしれませんが、「実現する!」と強く思うことが大事です。それが自信にもつながり、結果としてプラスに働くはずです。

値段が高いほど…

ところで、市販薬やサプリにはたくさんの種類がありますが、あなたはどんなことを重視して購入しますか?効果はもちろん、価格を重視するという方も多いのではないのでしょうか。

プラシーボ効果に関するこんな実験があります。

アメリカのマサチューセッツ工科大学で、82人の治験者に電気ショックで痛みを与えました。その後に偽薬(プラセボ)を処方。この時、薬1錠の値段を、半数の治験者には「10セント」、残りの半数には「2ドル50セント」と告げました。

その結果、「痛みが和らいだ」と答えた比率は前者が61%だったのに対し、後者は85%に上ったということです。

このことから、人は「値段が高いと、効果があるだろう」と強く期待することがわかります。そのため、サプリなどでも、「これは高いから効くはず!」という思い込みによって働く「値段のプラシーボ効果がある」と指摘する医療関係者は多いそうです。

信じる者は救われる?

確かに値段の高い市販薬やサプリを飲んで、それが効いたら、「高いものだから効いたんだ。買った甲斐があった」と思いがちですよね。

でも、このプラシーボ効果、良いことづくめなのでしょうか。

実は、薬の場合に、「これは副作用が起きやすい薬です」と言われたものを服用すると、本当に副作用の症状が出るなど、効果がマイナスに作用してしまうような現象も起きると言われています。

薬以外の日常的な思い込みの例として、「占い」が挙げられます。

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朝のテレビ番組で、自分の星座の運勢が悪かった場合、「今日、私の運勢は良くないんだ」と思い込んでしまうことで、失敗しやすくなったり、たとえ少しミスをしただけでも、「占いの結果が良くなかったからだ…」と考え、それがきっかけで、ミスを連発するということもあり得ます。

もし、占いを見ていなければ、マイナスの思い込みをすることもなく、例えミスをしたとしても、気持ちを入れ換えることができるかもしれませんよね。

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「思い込み」が強くなると、自分の気持ちや言動に影響を受けます。そして、それはプラスにもマイナスにも働きます。

「病は気から」というのも納得できますよね。

プラシーボ効果を良い方向に活かすためにも、物事は前向きに考えるようにしましょう。前向きに物事を考えることで、状況が好転することもあります。

困難に陥った時も、「きっと大丈夫!」とポジティブに捉え、毎日を送ってみてくださいね。

心理学にも、ポジティブ心理学と呼ばれるものがあります。ポジティブ心理学は、心理学の中でも「幸福感」に焦点をあてたものです。

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