そんないつもの何気ない寝方から、あなたの「深層心理」が明らかになるかもしれません。
熟睡している時こそ、内面が明らかに?!
アメリカの精神分析医であるサミュエル・ダンケルは、「寝相にその人の深層心理が表れる」と主張しました。
人は、寝ている間、約90分ごとに、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。
レム睡眠は、体の疲労をとることを目的としているので、脳は起きている時と同様に動いており、浅い眠りとなります。
一方、ノンレム睡眠は、脳の疲労回復が目的なので、深い眠りとなります。このノンレム睡眠時に、脳の働きとは無関係な寝相が表れ、より潜在的な意識が明らかになると言われています。
ただ、熟睡している時の寝相は、なかなか自分自身では分かりづらいですよね。そこで、眠り始めに自分が取りやすい姿勢と、目覚めた時の姿勢を比べてみてください。
多くの方が、違う姿勢を取っているのではないかと思います。もしかしたら、眠り始めの姿勢は自分が思っている自分、目覚めた時の姿勢は本来の自分ということもあるかもしれません。
あなたはどんな性格?チェックしてみよう!
それでは、姿勢ごとに、その特徴を詳しく見ていきましょう。
<横向きで丸まって寝ている>
他人に対する警戒心が強いタイプです。普段から自分の殻に閉じこもりがちですが、いったん心を開くと、その相手に依存してしまうことも…。人付き合いのあつれきに悩むことも多そうです。
<横向きで膝をあまり曲げないで寝ている>
バランスの良い安定した性格の持ち主で、悩むことは少ないタイプでしょう。人に安心感を与え、協調性もあります。ただ、周りからは八方美人と受け取られ、思わぬところで足元をすくわれてしまうこともありそうです。
<仰向けで大の字になって寝ている>
親の期待を背負って育ったタイプです。自分に自信があるため、堂々としており、オープンで柔軟な性格の持ち主です。ただ、大ざっぱな部分があるため、他人の細かな感情を理解することが苦手です。そのため、誤解されてしまい、人間関係のトラブルに発展…なんてこともありそうです。
<仰向けで手を下に下ろし、行儀良く寝ている>
真面目で規律をしっかり守らないと気が済まないタイプです。自分がリーダーになって引っ張るのは好きではなく、目立たない位置にいることが多いでしょう。粘り強く、困難にも果敢に向かっていきますが、融通が利かないため、それがネックになってしまうこともありそうです。
<うつ伏せで寝ている>
一見、社交的に見えますが自己中心的なタイプです。また、几帳面な性格でもあるので、他人のミスや短所を見つけると許せなくなってしまい、それをストレスに感じてしまうことがあります。
あわせて読みたいストレスに強い人、弱い人
他にもまだまだある!寝相から分かる心理
ここまで、一般的な姿勢を見てきました。他の寝相も見ていきましょう。
<布団にすっぽりと潜り込んで寝ている>
物事を多方面から捉えるタイプです。洞察力にも優れています。そのため、周囲のちょっとした機微にも気が付きます。ただ、その分、細かいことでくよくよしてしまうこともありそうです。
<仰向けで膝を立てて寝ている>
短気でイライラしやすく、神経質なタイプです。また、記憶力があり、ちょっとしたことでもきちんと覚えています。ただ、その分、イヤな思いをしたことをいつまでも気にしたり、根に持ったりすることが多そうです。
<体の上に手を置いて寝ている>
体に手を置いているのは、何かから自分を守ろうとしているから。そのため、この姿勢をとる人は、何かしらの悩みを抱えていることが多そうです。突然不安になり、緊張の糸が切れてしまう可能性もあります。
<横向きで手や足を重ねて寝ている>
不安になりやすいタイプです。もしかしたら、今の仕事や人間関係がうまくいっていないのかもしれません。「重ねる」という姿勢は、その苦しみが大きいことを示しています。
<布団や枕に抱き着いたり、足に挟んだりして寝ている>
理想が高いタイプです。その理想の高さゆえ、なかなか実現しないことも多く、理想と現実のギャップに悩むこともありそうです。
あなたの寝相に当てはまるものはありましたか?いろいろご紹介してきましたが、寝相を変えたからといって、性格が変わるものでもないので、自分が楽だと思える寝方で寝るようにしてくださいね。また、こっそり家族や友達の寝相を見てみると、面白いかもしれません。
「寝相と心理」、ぜひコミュニケーションツールとしても、使ってみてくださいね。