ぬいぐるみ好きの心理

ぬいぐるみ好きの心理

<<ぬいぐるみ好きの子どもの心理と癒し効果

大人とぬいぐるみ
ぬいぐるみ好きの「大人」はやはり寂しがり屋?

電車の車内で、しきりにぬいぐるみを撫でている人を見かけたことはありませんか?ぬいぐるみを片時も手放せない大人、そうでなくとも家では常にぬいぐるみと過ごす大人は、少なからずいるようです。

今回はぬいぐるみ好きな「女性」「男性」について、性格や心理を見ていきたいと思います。

ぬいぐるみ好きの女性

寂しがり屋

「誰かと一緒にいたい」と思う「親和欲求」は、女性に強い傾向があります。ぬいぐるみ好きな女性は寂しがり屋の人が多いようです。

例えば、実家暮らしの場合は、いつも家に誰かしらいるので、ぬいぐるみに頼ることはそんなにないかもしれません。

しかし、一人暮らしの場合は、家に帰っても誰もいません。ふと寂しくなった時、またストレスが溜まった時など、吐きだす相手が誰もいない場合に、その対象が人間ではなく、持っているぬいぐるみに向かうことがあるのです。

また、一人っ子で育った、保護者、特に両親が共働きだった場合は、兄弟、姉妹がいる人よりも孤独を感じやすいことが多いようです。そのため、ぬいぐるみを持つことで、その孤独感を紛らわせているとも考えられます。

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不安を感じやすい

人よりも不安を感じやすい人は、ぬいぐるみを持つことで心の安定を図っている場合があります。不安感が強くなり過ぎると、片時もぬいぐるみが手放せなくなることもあるようです。

また、持ち歩くまではいかなくても、ぬいぐるみなしで出かけると、何だかそわそわしてしまうという人も、不安を感じやすいタイプだと言えます。

このように、ぬいぐるみがないと怖いというほどの思い入れがある場合は、ぬいぐるみ依存の可能性もあります。もし、日常生活に支障をきたすほどの不安を感じる場合は、依存症を専門とするカウンセラーや、心療内科などで相談してみてくださいね。

純粋にかわいいものが好き

女性は基本的にかわいいものが大好き。巷には、かわいいぬいぐるみやキャラクターグッズが溢れていますよね。かわいいという誘惑に負けて、ついつい購入してしまい、気付けば部屋がぬいぐるみで埋め尽くされているなんてこともあるかもしれません。また、思い入れがあると、なかなかぬいぐるみは捨てられないものですよね。

純粋にぬいぐるみ集めが趣味な人もいますので、こちらについてはそんなに心配することはないかもしれません。ただ、あまりにも数が多かったり、ぬいぐるみに異常なほど執着してしまうという場合は何か問題が潜んでいるのかもしれません。

ぬいぐるみ好きの男性

女性ほど多くはありませんが、実はぬいぐるみが好き!という男性も少なくないようです。

ぬいぐるみ好きな男性の特徴も見ていきましょう。

やっぱり寂しがり屋

こちらは、女性と共通の特徴です。男性でも寂しがり屋な人は意外と多いですよね。ただ女性と違って、世間の目を気にして寂しがり屋であることをオープンに出来ない場合もあります。そんな寂しさを紛らわすために、ぬいぐるみを持つようになった可能性があります。

落ち着ける存在を求めている

人には、何かに触れていると安心するという心理があります。

よくアニメなどのグッズで、男性向けに等身大の抱き枕が売られていることがありますよね。こういった商品は、すぐに売れてしまうことも多いようです。

また、普通の枕を抱きしめて寝る人もいます。ぬいぐるみもこれと同じで、抱きしめながら眠ることで落ち着きを得ているようです。

思い出がつまっている

例えば、小さい頃に家族からプレゼントされた、また付き合っている彼女からもらったものだった場合、その人への思いがそのままぬいぐるみへ移行している場合があります。

また、女性より男性の方が、昔の恋人への未練をなかなか断ち切れないと言います。ですので、昔付き合っていた彼女と一緒に買ったぬいぐるみなどが捨てられず、そのままぬいぐるみ好きになったという人も、もしかしたらいるかもしれませんね。