読書は脳に効く!?物まね細胞「ミラーニューロン」との関係って?

仕事に効くのは、ビジネス書ではなく小説だった!?

以前発表された論文によると、専門書を読むよりも文芸書を読んだほうが、人の心を読み取る能力がアップすることが報告されているそうです。

確かにビジネス書を読むと知識は蓄えられますが、想像力を働かせることは少ないような気がします。小説を読んでいろいろ想像するからこそ、人の心を推し量る力が身につくのかもしれませんね。

「読書」と言うとついつい自分の好きなジャンルの本ばっかりを読んでしまいがちですが、たまには、あなたの目的に合わせて読むジャンルを決めてみるというのも面白いかもしれません。

また、幅広いジャンルの本を読むことで、脳全体を活性化させることが出来ますよ。

ミラーニューロンと読書の関係

読書をするにあたって切り離せないのがミラーニューロンの存在です。

ミラーニューロンは人の心や動作を写し取る脳内の神経細胞で、「物まね細胞」「共感細胞」とも呼ばれています。

1990年代のはじめ、イタリアの研究者ジャコモ・リッツォラッティがサルの脳内実験をしている時に偶然見つけたそうです。

例えば、スポーツを観戦している時、自分が実際に対戦しているわけではないのに、手に汗握ったりしますよね。また、生後間もない赤ちゃんも、お母さんが笑うと、一緒になって笑うことがあります。これらは皆、ミラーニューロンの働きによって起こるものだと言われています。

このミラーニューロンは、読書する時にも大きく作用しています。例えば、冒険小説を読んでいて、登場人物と一緒になって旅に出ている気分になったり、危険なことが起きたらハラハラしたり…。これは、ミラーニューロンの働きだと言えます。

人が本を読み、登場人物に共感する時、その登場人物の心の動きや判断は自然とこのミラーニューロンに写し取られています。そうなると、現実で、似たような場面に出くわした時に、同じように決断を下せるそうです。

<自閉症とミラーニューロン>

自閉症は、一般的に先天性の疾患であると言われており、発達障害のひとつです。自閉症の方は、誰かの気持ちに共感したり、相手の行動を理解したりすることが苦手です。このことから、現在では自閉症の方のミラーニューロンに何らかの機能障害があるのではないかという仮説が打ち立てられています。

音読のススメ

「読書」と言うと、黙読している方がほとんどだと思います。ですが、「心とカラダを整える おとなのための1分音読」(山口謠司/自由国民社)によると、音読には様々な効果があるそうです。例えば、「気持ちが落ち着く」「やる気が出る」「ストレス解消に役立つ」など…。

感情や気分のコントロールをしたり、精神のバランスを保つ作用がある神経伝達物質をセロトニンと言いますが、このセロトニンは、音読をすることで多く分泌されるそうです。

セロトニンが減少すると、気分が落ち込みやすくなったり、うつ病の原因になるとも考えられています。ですので、音読をすることで、精神状態が落ち着いたり、うつ病の予防にもなるのです。普段の読書と併せて、音読も習慣づけられると良いですね。

今回は、「読書の効果」について見てきましたが、いかがでしたか?脳の各部位は、使えば使うほど活発化し、鍛えられます。これは、言い換えれば、継続して読書をしていくことで、集中力、言語力、想像力などがどんどん高まっていくということ。

しばらく読書から離れていた皆さん、明日から少しの「読書時間」を取り入れてみては?


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