いきすぎた束縛の先には…デートDVって?

【恋愛】嫉妬から、パートナーを束縛してしまう心理
付き合うことになった途端、恋人を束縛してしまう人がいます。辛い束縛から逃れる方法はあるのでしょうか?また、束縛まではいかなくても、誰にでも少なからずは嫉妬や独占欲があるものですよね。今回はそんな人間の心理について考えていきましょう。

以前、嫉妬や独占欲の心理についてお話しました。

今回はさらに一歩踏み込んだお話をしていきたいと思います。

相手からの束縛が激しい。一通りの対策は練ってみたもののうまくいかない。でも、好きだからいつまでも一緒にいる…

そんな状態が続くと、もしかしたらこんな事態を招くことになるかもしれません。

あなたは陥ってない?デートDV

束縛の心理とDV

相手の束縛したい心理が高じてしまうと、最悪、「デートDV」という問題を引き起こしてしまう場合があります。

まずは、DVについて説明していきたいと思います。DVであれば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。DV(ドメスティックバイオレンス)は、同居関係にある配偶者や内縁関係、または両親・子・兄弟・親戚などの家族から受ける家庭内暴力のことを言います。ドメスティックとは本来「家庭内」という意味です。

しかし、最近では、このDVが家庭内に留まらず、婚姻関係でない恋人間でも見られるようになり、このことを「デートDV」と言うようになりました。

例えば、酷い束縛を受け続けた時、相手の束縛行為を、「自分の事を本当に愛しているから、したことなんだ…」と考えてしまうことがあるかもしれません。

そういう人は、知らぬ間にデートDVの被害者になっている可能性があります。

「暴力」の場合、一般的には男性が女性に行うもののように感じるかもしれませんが、女性から男性へのデートDVも増えていると言われています。また、高校生や20代の若者を中心に被害が広がっているとも言われています。

当てはまっていないか、チェックしてみよう

「デートDV」は、一人では解決しにくい問題ですので、交際相手の行動が下記の5つのチェックリストに当てはまる場合は、専門家にご相談ください。

  • たたいたり、蹴ったり、物を投げつけたりする
  • ばかにしたり、傷つく言葉を言う、または大声で怒鳴る
  • メールのチェックや友達付き合いを過剰に制限する
  • 性的な行為を強要する
  • デートの費用やお金を無理やり出させる

身体的暴力はもちろん、罵ったり、無視をするなどの心理的暴力、性行為を強要する性的暴力、お金を取り上げる経済的暴力など、デートDVには様々な種類があります。

しかし、本当の目的は暴力ではありません。相手を自分の思い通りにしたいという支配欲や独占欲から起きているのです。

デートDVから抜け出せないワケ

デートDVの被害者は、簡単には被害から抜け出せません。デートDVを行う交際相手から逃れられない理由をいくつか挙げてみましょう。

  1. 酷い暴力を日常的に受けているため、現実を客観的に見つめる感覚が麻痺してしまって、DVの事実を十分に受け止めることができない
  2. 相手と別れたり、相手から逃げたら、もっと酷い暴力を受けるかもしれないという恐怖心がある
  3. 相手を怒らせてしまっている自分が悪いんだという罪悪感に苛まれている

などが考えられます。

デートDV後の優しさに騙されないで

デートDVの最大の落とし穴は、加害者が暴力のあとに見せるちょっとした「優しさ」にあります。

デートDVをする加害者は、先ほどのチェックリストに当てはまるような行動をとったあと、「俺が悪かった」、「もう2度としないから許してくれ」、「君がいてくれないと僕(私)はダメになる」などと謝罪の言葉を述べてくるという傾向があります。

これは、反省しているわけではなく、実際は相手を繋ぎ止めておく演技に過ぎません。

しかし、被害者はこのような謝罪の言葉を受けて、「彼(彼女)は反省している」、「こんなに謝ってくるのは、僕(私)のことを愛しているからだ」と思い、別れようとしません。結果、同じことを繰り返してしまうことになるのです。さらには、被害者が「相手を立ち直らせることができるのは自分だけだ」と思い込んでしまうこともあります。

それでも抜け出そう

「好きな人だから信じたいし、受け止めたい」という気持ちはよく分かります。

でも、受け止めてあげることだけが相手への愛情ではないはず。時に、勇気を持って相手のことを思い、突き放すことも大切ではないでしょうか?

デートDVは一人では解決しにくい問題です。少しでも「おかしい」と思ったら、そのままにせず、信頼できる人に相談したり、相手と距離を置くことが大切です。

また、婦人相談所や配偶者暴力支援センターなどの場所で相談することができますので、思い当たることがあれば一人で悩まずに相談に行ってみてくださいね。

>>配偶者暴力相談支援センター施設一覧


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