社会福祉士

社会福祉援助に関する専門的な知識と技術を持っていることをあらわす、社会福祉士及び介護福祉士法に定められた国家資格(名称独占資格)です。心身や環境上の理由から、日常生活を送るのに支障がある人たちの相談にのり、助言、支援を行うのが主な仕事です。

社会福祉士とは

福祉業務全般を行う専門家です。一般的には、生活相談員という職業についている人が多く、心理的・身体的・経済的困難がある方の相談に乗り、援助をすることで問題解決に導きます。また、医療機関や施設との橋渡し役にもなります。活躍の場は、社会福祉施設をはじめ、行政・医療・教育など、様々です。

社会福祉士の仕事の内容

介護領域で活躍する職業のうちの一つで、高齢者・身体障害者・知的障害者など様々な環境にある方の相談を受け、それぞれの状況に応じた支援を行います。また、医療機関などの関連施設とのパイプ役を行うところも特徴的です。

社会福祉士になるには

資格取得のためのルートはいくつかあり、福祉系大学や福祉系短大を卒業することが条件となっているものが多いですが、社会福祉士への転職を希望する場合は通信教育で勉強をしながら受験資格を得ることができます。ただし、通信教育で勉強するくらいなら、ケアマネージャー(介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、計画書の作成などを行う)を目指したほうが良い、という意見もあるようです。

>>図解!社会福祉士の最短取得ルート

社会福祉士の資格

通信/通学

一般大学を卒業している場合、福祉系のカリキュラムがある大学に3年次編入し卒業するか、一般養成施設で1年以上勉強し修了する必要があります。どちらも通信制があり、夜間部があるところもあるので、働きながらでも勉強することができます。

費用

初期費用:検定料15,440円
維持費用:更新の手続きは不要。氏名や本籍地の変更、登録証の紛失した、現住所の変更の際は、変更等の手続きを行なう。

就職先

障害者支援施設、児童相談所などの社会福祉施設、また、医療機関や老人ホームなどが就職先として挙げられます。また、学校(スクール・ソーシャルワーカー)や企業で相談援助業務を行うこともあります。

カリキュラム

主にこの5つの科目群によって構成されています。

(1) 人・社会・生活と福祉の理解に関する知識と方法(180時間)
(2) 総合的かつ包括的な相談援助の理念と方法に関する知識と技術(180時間)
(3) 地域福祉の基盤整備と開発に関する知識と技術(120時間)
(4) サービスに関する知識(300時間)
(5) 実習・演習(420時間)

出典:厚生労働省 社会福祉士の養成カリキュラム等について

資格所有者の満足度

様々な相談業務を請け負い、相手の立場に立って物事を考えることでコミュニケーションスキルが培われます。介護職を経験された方であれば、現場の介護職と連携がスムーズでしょう。

ただし、拘束時間の長い職場が多く、ある程度の覚悟や体力が必要と言えるでしょう。

社会福祉士のキャリアと将来性

社会福祉士は、正規職員としてフルタイムで働くことができるのはもちろんのこと、ライフスタイルに合わせてパートタイマーの形態で働くことも可能です。出産や育児で一時的に職場を離れていても、社会復帰しやすいので、女性にもおすすめの資格です。

>>社会福祉士を通信で目指す

また、精神保健福祉士の資格を持っている方が社会福祉士の試験を受ける場合は、受験申込時に必要な書類を提出することで、共通科目が免除されます(その逆も同様です)。なので、両方の資格を取得する方も多くいます。